在宅復帰

在宅復帰 · 2020/06/04
「退院前訪問」では問診では知りえない情報が山のようにあります。その家屋が持っている特有の問題とでもいうべきでしょうか、例えば思っていたよりも床材が滑りやすい、畳が古く歩くとたわむ、ドアノブが硬い、ふすまの建具がきしんで開けにくい、など行かなければ分からないことがたくさんあります。それらを情報として得ることができます。それらを考慮し退院までの日数で何が解決でき何が解決できないのか。また環境を変えるにはどう変えるべきなのかを検討しなければいけません。 「退院前訪問」に挑むにはそこで24時間365日生活することをどこまでイメージできるかにかかっています。日常生活動作を動作として切り離して考えるのではなく、生活の一部として考える必要があります。それが生活を見るということだと思います。
在宅復帰 · 2020/06/02
入院から自宅に帰る際に「退院前訪問」をすることがよくあります。 リハビリテーションにおいて今の身体機能で退院するにはどういった問題が発生するかの確認をするために重要なプロセスです。 また退院してからの生活を本人、ご家族、ケアマネジャーなどの今後関わっていく専門職との情報の共有にも大切です。 そこで問題になるのはリハビリテーションにおいて「退院前訪問」は確認のために行うということです。理学療法士や作業療法士のリハビリテーション専門職は『今の身体機能で家に帰ればこうなるであろう』という仮定のもと退院前訪問を行わなければいけないということです。退院前訪問で大切なのは問診などの聞き取りでは分かりえない情報を得ることができるということです。病院、施設では出来ていた動作ができないというケースもあります。そこの問題をしっかりと把握する必要があります。。。 つづく。。。