手すり

手すり · 2020/07/01
トイレ動作は日常生活においてプライベート性の高い動作です。個室でさらに、一人で行うことが重要な動作といえます。そのためにも立ち上がりなど動作に不安がある方にとって安全に行うための手すりは重要です。住宅改修で手すりを設置することは良くあります。立ち上がりの際の縦手すりや座位を安定させるための横手すり、また下着の着脱動作を安定させるための縦手すりなど検討箇所は様々です。しかしトイレが広く、手すりを設置できない場合トイレ用据え置き型手すりがしばしば用いられます。便器に固定し両側にひじ掛けが設置できる物です。また立ち上がり動作において手で引き込んで立ち上がる方にとって両側に手すりがあると重心を前方に移動しやすく引き込み動作の改善にもつながります。一度お試しください。
手すり · 2020/06/30
住宅改修で手すりを設置できないような壁がない広い空間で、手すりが必要な場合床に置くだけで手すりの機能を果たしてくれる、据え置き型手すりがあります。様々な場所に置け、非常に人気の福祉用具です。しかし問題はベースとなる部分です。手すりが動かないようにするためには手すり自体が重くなければいけません。そのためベースとなる部分が鉄でできています。問題はそのベースの厚みですメーカーによって様々ですが約1cmあります。メーカーによってはベースの周りをゴム製のラバーで覆っているものがあり、つまずきやすくなります。またベースの表面が鉄素材そのままで滑りやすくなっているものや、また逆にすべり止め加工されて過剰に滑りにくくなってつまずきやすくなっているものがあります。付属品としてベースにマットがついているものもありますがすべり止め加工されています。フローリングから急に手すりベースのすべり止め加工された床材の変化でつまずく危険があります。様々な床材に対応できるベースカバーがあればいいのではないかと普段から思います。せっかくの優れた手すりなのにバリアになってしまう可能性があるということです。